WordPressのプラグイン「Search Regex」は、サイト内の文字列・記述を一括変換してくれる超便利で使い方も簡単なプラグンです。
ワードプレスのサイトをHTTPS化(常時SSL)する時には、これがないとどれだけ時間が掛かった事か!
HTTPS化する際には、本当に必須です!
HTTPS化する際以外にも、
- ブログ記事内の文字を一括で変えたい!
- ブログ記事内のリンク/URLを全部変えたい!
など他にも使いどころがあるので、おすすめのプラグインです。
Search Regexプラグインのインストール
まずはWordPressのプラグイン「Search Regex」をインストールします。
「プラグイン」>「新規追加」に進み、プラグインの検索窓に「Search Regex」と入力します。
最終更新が随分前なので「お使いのバージョンの WordPress ではテストされていません」と表示されていますが、問題なく使えます。
長い間更新が止まっていたのですが、現在は更新されています。
定番プラグインなだけに、これはうれしい!
Search Regexの使い方
日本語になっても「Search Regex」の使い方自体は今までも変わりません。
むしろ日本語で見やすく、より使いやすくなったと思います。
「Search Regex」で文字列を探したい時は、「検索」項目「検索フレーズを入力してください。」に検索したい文字列を入力します。
そして、「検索」をクリックします。
そうすると、「検索」に入力した文字がどのページで使われているかの結果が表示されます。
特定の文字列を置き換える方法
文字列を置き換えたい場合、今度は「置換」項目「グローバル検索テキストを入力してください。」という箇所に置き換えたい文字を入力します。
そうすると、置換前の文字が置換後に変わった状態を表示してくれて、「全て置換する」というアイコンが赤色に変わります。
最後にその「全て置換する」をクリックします。
置換の進行状況が100%になり「完了しました!」と表示されればと置き換えが完了します。
本当に簡単です!
日本語になっていますので、直感的に誰でも使えるようになりましたね。
以前同様、「ソース」部分で検索したい場所も指定できます。
デフォルトで「投稿」「固定ページ」となっていますが、「固定ページ」のチェックを外すと「固定ページ」は検索から除外されます。
「フラグ検索」から正規表現での検索もそのまま使えます。
(旧)Search Regex
ここからは以前のSearch Regexになります。
備忘録的に残しているだけです。
ツール>「Search Regex」を表示し、各種設定をします。
項目の意味
- Source:検索・置換えをする場所
- Limit to:一度に置換えする上限
- Order By:検索する順番
- Search pattern:検索したい文字
- Replace pattern:置換えをする文字
- Regex:正規表現を使うか
- Search:検索したい文字を探します
- Replace:検索した文字を置換えます
- Replace&Save:置換えしその結果を保存
Source(ソース)部分
- Comment author:コメントの名前
- Comment author email:コメントのメールアドレス
- Comment author URL:コメントのURL
- Comment content:コメント内容
- Post content:記事の本文
- Post excerpt:記事の抜粋
- Post meta value:記事のカスタムフィールド
- Post title:記事タイトル
- Post title:Post URL:記事URL
「Search pattern」に「変換する前の文字列」(例:WordPress)
「Replace pattern」に「変換した後の文字列」(例:ワードプレス)
を入力し、「Search」をクリックすると該当するページ、URLが表示されます。
例で言うと「WordPress」と記述しているページ、URLが表示されます。
一度確認をし、変換をする場合は「Replace」をクリックします。
そうすると、「変換する前の文字列」が「変換した後の文字列」に置き換えられます。
つまり、「WordPress」と記述していた箇所が「ワードプレス」に置換えられた状態になります。
「replaced with:」は、置換え後の状態になります。
「Replace&Save」をクリックすると全て置き換えられて、保存されてしまいます。
そのため、もう一度間違いがないかの確認をして下さい。
間違ってしまっては大変です!
「Replace&Save」をクリックした後、
と表示がでれば、一括置き換えが完了となります。
置換え後も一度「Search」から確認をする事をおすすめします。
また、「Source」も変えてみて他の場所もみてみるといいでしょう。
置換え前の文字列がなければ・・・
There are no results.
「結果はありません」
つまり、全て置換えられている事になります。
置換える文字列のページが多ければ多いほど、このSearch Regexの力が分かると思います。
但し!
置き換えが多すぎるとエラーがでる
置換えが10000箇所あるなど、あまりにも置換えが多い場合はメモリー不足でエラーが出てしまうこともあります。
Search Regexでエラーが出てしまった場合は、分割にして置き換えるや記事の年月日ごとに置換える、ディレクトリごとに置き換える等していけば良いと思います。
「limit to」が一度に置換えをする件数の上限となりますので、必要あらばこちらで上限設定をする方法もあります。
正規表現を使って置換も出来る
例えばSearch patternに、[テンプレート|テーマ]と入力するとこの二つの検索結果が表示されます。
そのため、二つのワードを一括で置き換えることも可能です。
htmlタグを置き換える場合は、正規表現を使うと安心。
正規表現を使う場合は、「Regex」にチェックを入るのを忘れないようにして下さい。
HTTPS化するならプロトコル相対URLがおすすめ
HTTPS化(常時SSL)に変更する場合は、プロトコル相対URL(プロトコル相対パス)にすると良いと思います。
- 絶対URL:https://1bocci.com/abc/link.php
- 相対URL:/abc/link.php
- プロトコル相対URL://1bocci.com/abc/link.php
「http」と「https」が混在していると警告マークが付きますので、省略することでそれを防ぐことが出来ます。
また、HTTPS化(常時SSL)を止めたいとなった際も内部リンクの変更が必要ではなくなるのでおすすめと思います。
プロトコル相対URL(プロトコル相対パス)にした場合、
「http」の場合は「http」でアクセスします。
「https」の場合は「https」でアクセスします。
Search Regexでプロトコル相対URLへの変更方法
「Search pattern」に「http://ドメイン名.com/」
「Replace pattern」に「//ドメイン名.com/」
を入力して、サイト全体のURLを変更すれば完了です。
リンク先のサイトによっては表示されない場合もあるので注意が必要です。
Search Regexは、使い方も簡単!そして便利!プラグインの作成者には頭が上がりません。
作業の時間短縮にも繋がりますので、便利なプラグインはぜひ色々知っておきたいですね!
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