メーカーのパソコンやBTOパソコン、ノートパソコンに関わらず、PCを購入したら必ず行わなければいけないのがWindows10のセットアップです。
インターネットやPCゲームなどを行うにはこれを済ませなければなりません。
セットアップ後は普通にパソコンを使うことができますが、最低限この部分の設定は見直した方が良いという点。
もしもトラブルがあった場合に必要な回復ドライブの作成方法も併せて紹介していきます。
少々面倒で、時間も掛かりますが終わってしまえば快適なパソコンライフが始まりますので、すぐに行いましょう。
初めてパソコンを買う方はどのような画面が表示されるか分からず不安だと思いますので、画像とともに説明していきます。
初期設定を始める前に確認
パソコンの初期設定を行う前にまずは確認しておくことです。
- モニター・マウス・キーボードをパソコンと繋げる
- LANケーブルをパソコンに挿してインターネットへの接続ができる状態にしておく
- 電源ケーブルを接続する
まずは基本的な3点の確認ポイントです。
はじめてデスクトップパソコンを買った時によくある電源が入らないという事。
恐らく、パソコン購入時は電源がOFFになっていますので「ON」にしているか確認しましょう。
回復ドライブは、Windowsが正常に起動しなくなった場合など何かパソコンのトラブルがあった際、いつでも初期状態に戻せるようにするために必要です。
リカバリディスクと同じような役割です。
回復ドライブの作成タイミングは、セットアップ直後に作りますので予め購入しておきます。
容量は16GB以上がよく勧められています。
環境によっては16GBだと余裕がない場合もあるので、32GB買っておけば完全に余裕がありますので良いと思います。
USB2.0やUSB3.0の違いがありますが、3.0の場合エラーが出る可能性もあるようなので2.0の方が安心です。
私は余裕が欲しいタイプなので32GBで回復ドライブを作成しています。
実際、16GBでも全く大丈夫でしたが心の余裕が違います。
Windows10のセットアップのやり方
ではWindows10のセットアップ・初期設定のやり方を順をおって説明していきます。
まずは、パソコンの電源を入れます。
お住まいの地域はこちらでよろしいですか?
「お住まいの地域はこちらでよろしいですか?」という画面になります。
恐らくはじめから「日本」が選択されていると思いますので、「はい」を押します。
キーボードレイアウトはこちらでよろしいですか?
「キーボードレイアウトはこちらでよろしいですか?」という画面になります。
「はい」を押します。
続いて「2つ目のキーボード レイアウトを追加しますか?」と聞かれます。
必要ないため「スキップ」を押します。
ネットワークに接続しましょう
今回のようにインターネットの接続を「有線」で行っている場合は、「ネットワークに接続しましょう」という画面は表示されません。
上記スキップ後、「重要なセットアップを実行します。」と表示されます。
Wi-Fi接続でインターネットをする場合には、「ネットワークに接続しましょう」という画面が表示されます。
その際は、接続できるルーターの名前が表示されますのでお使いのWi-Fiルーターを選択し、ネットワークセキュリティキーを入力し、「次へ」を押すと「重要なセットアップを実行します。」に進みます。
「重要なセットアップを実行します。」と表示されたら、そのまま待ちます。
Windows10使用許諾契約
「Windows10使用許諾契約」画面になります。
Windows10のライセンス内容を確認して「同意」を押します。
アカウントを追加しましょう
ここで入力したメールアドレス、パスワードがMicrosoftのアカウントになりますので忘れないようにしましょう。
「アカウント作成」クリックしなくても、アカウントを持っていなければ自動で作成されます。
「メールアドレス、電話番号、Skype名」のいづれかを入力します。
ここでは「メールアドレス」で進めていきます。
有効なメールアドレスを入力したら、「次へ」を押します。
続けて「次へ」を押します。
パスワードの作成
Microsoftアカウントのパスワードの設定です。
パスワードを入力したら、「次へ」を押します。
国または地域と生年月日を入力してください
「国または地域と生年月日を入力してください」という画面になります。
「国または地域」の欄で「日本」になっていることを確認し、生年月日選択します。
「次へ」を押します。
PINを作成します
「PINを作成します」という画面になります。
「PINの作成」を押します。
「PIN」は、そのパソコンでしか使えない暗証番号です。
そのため、もし「PIN」が流出してもMicrosoftアカウントが流出するわけではないのでセキュリティの強化に繋がります。
ここでは、「英数字と記号を含める」にチェックを入れて「PIN」を作成します。
「PIN」を入力後「OK」を押します。
アクティビティの履歴を利用してデバイス間でより多くのことを行う
「アクティビティの履歴を利用してデバイス間でより多くのことを行う」という画面になります。
ここで「はい」を選択すると、タスクビューに自分が作業したファイル・フォルダ・Webサイトなどの履歴が残り、再度アクセスしやすいようにする機能です。
人によっては便利な機能ですが、履歴を残しておくのは・・・嫌!!
と私と同様な方もいると思います。
その際は「いいえ」を選択します。
Android スマートフォンの写真、テキスト、通知などすばやくアクセスできます。
「Android スマートフォンの写真、テキスト、通知などすばやくアクセスできます。」という画面になります。
自分が使っているandroidスマホ・iPhoneと同期させるなどの機能ですが、必要ないので「後で処理する」を押します。
デジタルアシスタントを利用する
「デジタルアシスタントを利用する」という画面になります。
Cortana(コルタナ:音声認識機能付きのアシスタント機能)を使う場合は「同意」を選択します。
私は使わないので「拒否」を選択しています。
デバイスのプライバシー設定の選択
「デバイスのプライバシー設定の選択」という画面になります。
デフォルトでは「はい」になっていいますので、不要な箇所は「いいえ」変更し「同意」を押します。
因みに私はすべて「いいえ」にしています。
何でもかんでもMicrosoftに個人情報を送信するのは嫌なので。
というか、最近は何かと同期させようとしたり、個人情報を抜き取ろうとするサービスが増えてきて嫌。。。
「同意」を押すと画面が黒くなり、「現在準備中です」と表示されます。
※モニターを拭いたのですが、汚れが目立ったので画像は文字の部分だけにしています…。
「これには数分かかることがあります」と表示されますので、少々待機。
Windows10のセットアップ終了
少々待機すると見慣れたパソコンの画面になります。
これでWindows10のセットアップは終了です。
インターネットも通常通り使う事ができます。
下記からは、この部分は設定を確認または変更しておいた方が良いという点になります。
但し、「回復ドライブ」の作成だけは早くしておくことをおすすめします。
最低限行っておく初期設定
パソコンが使えるようになったら最低限これだけは先に済ませておいた方が良い設定です。
PC(コンピューター)・コントロールパネルのアイコンを表示させる
デスクトップ画面で「右クリック」し、「個人設定」を選択します。
設定画面が開きますので、左メニューの「テーマ」を選択します。
関連設定に「デスクトップ アイコン設定」という部分がありますので選択します。
「コンピューター」「ごみ箱」「コントロールパネル」にチェックを入れて「OK」をクリックすれば表示されます。
プライバシーの設定をオフにする
Windows10のセットアップ時の「デバイスのプライバシー設定の選択」で全て「いいえ」にしましたが、念のためプライバシー設定がどうなっているか確認し、必要ならオフにしています。
何かにつけて個人情報を抜き取ろうとMicrosoftはしてくるので、こういう設定をみておかないといけないのはいちいち面倒。
気にしないのであれば、何もしなくても良いです。
「プライバシーの設定」は、まず「スタート」>歯車マークの「設定」を選択します。
Windowsの設定画面が開きますので、「プライバシー」を選択します。
「全般」に表示される「プライバシーオプションの変更」はすべてオフに設定。
次に「音声認識」もオフに設定。
「手描き入力と入力の個人用設定」もオフに設定。
「診断&フィードバック」は、基本にチェックを入れる。
他はオフに設定。
下にスクロールしてオフ。
「アクティビティの履歴」は2つともチェックを外す。
「位置情報」をオフに設定。
「アカウント情報」をオフに設定。
「連絡先」をオフに設定。
「電話をかける」をオフに設定。
「通話履歴」をオフに設定。
「バックグラウンドアプリ」は、オンにしたまま個別でオフに設定しても良いです。
「アプリの診断」をオフに設定。
以上です。
利用する機能などによってはオフにしない方が良い箇所もあると思いますが、現状はこれで全く問題なし。
必要になったら戻せば良いだけです。
高速スタートアップを無効にする
高速スタートアップは、名称だけみると良いようにみえます。
しかし、PCのデータなどトラブルを引き起こす可能性もありますので無効にするのが良いです。
ただでさえSSDが主流の昨今、もう十分に立ち上がりも早いので無効にしても支障がありません。
高速スタートアップを無効にする方法は、まずコントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」を選択します。
「電源オプション」を選択します。
「電源ボタンの動作を選択する」を選択します。
「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
シャットダウン設定の「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外して、「変更の保存」をクリックすれば無効となります。
回復ドライブを作成する
パソコンがまだ綺麗な内に回復ドライブを必ず作成しておきます。
タイミングについては、セットアップ後すぐ作成している方もみられますが、とりあえず早い段階で作成するのをおすすめします。
回復ドライブを作成するためには、新品もしくは空のUSBメモリが必要です。
16GB以上が進められていますが、32GBも値段に差がないのでそちらの方が良いと思います。
まずはパソコンに手持ちのUSBメモリを挿してください。
回復ドライブの作成へは、タスクバーからアクセスする方法やコントロールパネルからアクセスする方法があります。
タスクバーからの場合は、検索に「回復ドライブ」と入力すると、回復ドライブが表示されるので、それをクリックします。
コントロールパネルからの場合は、「システムとセキュリティ」>「セキュリティとメンテナンス」を選択し、「回復」から「回復ドライブの作成」を選択します。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されるので、「はい」をクリックします。
「回復ドライブの作成」画面が表示さるので、「次へ」をクリック。
「お待ちください」と表示されるので、少し待ちます。
回復ドライブの作成準備ができました。
「使用可能なドライブ」には今挿しているUSBメモリのメーカーなどが表示されます。
間違いがなければ「次へ」をクリックします。
※セットアップ時に撮った写真ですが見づらいです。
「作成」をクリックします。
回復ドライブの作成中となります。
回復ドライブが作成されますので、しばらく待ちます。
どのタイミングで作成したかなどにもよりますが40分~1時間程度の時間が掛かります。
「回復ドライブの準備ができました。」と表示されれば、作成は完了です。
「完了」クリックして終了します。
今回、回復ドライブの作成において約7GBほど使っていました。
そのため、私が作成した環境やタイミングの場合ですが16GBでも余裕です。
USBメモリが回復ドライブの1つしかない場合はすぐ分かりますが、複数所持している場合は念のため名前を書くなどして間違って使わないようにしておくと良いです。
はじめてのセットアップ・初期設定まとめ
パソコン購入時に行うことは以下。
- Windows10をセットアップする
- 初期設定をする
- 回復ドライブを作成する
3点だけですしやり方も難しいことはありませんが、数時間は確実に時間を取られます。
初期設定はあとでもできますので、Windows10のセットアップと回復ドライブの作成まで済ませるのも良いです。
お仕事をされている方やアルバイトをしている学生さんなどは、お休みの時間がある日に行うのがおすすめ!
今回はドスパラで新しいパソコンを購入したため、この記事も書いてみました。
ドスパラは価格が抑えられたBTOパソコンが買えますので、選択しの一つに入れてみては如何でしょうか?
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